いまさらですが、Pythonの辞書(dict)データの追加、連結、削除について簡単にまとめてみました。
仕様については、こちらを確認して下さい。
docs.python.org
1. 辞書データに新たな要素を追加する
存在しないキーを指定すると新たな要素としてデータが追加されます。
d = {'Item1': 1, 'Item2': 2} d['Item3'] = 3 print(d)
これを実行すると以下のように出力されます。
{'Item1': 1, 'Item2': 2, 'Item3': 3}
なお、存在するキーを指定すると指定された要素のデータが更新されます。
d = {'Item1': 1, 'Item2': 2} d['Item2'] = 3 print(d)
これを実行すると以下のように出力されます。
{'Item1': 1, 'Item2': 3}
2. 辞書データを連結、結合する
複数の辞書オブジェクトを連結、結合するには、辞書オブジェクトのメソッドupdate()を使用します。
d1 = {'Item1': 1, 'Item2': 2} d2 = {'Item3': 3, 'Item4': 4} d1.update(d2) print(d1)
これを実行すると以下のように出力されます。
{'Item1': 1, 'Item2': 2, 'Item3': 3, 'Item4': 4}
3. 辞書データの要素を削除する
辞書データの要素を削除するには、辞書オブジェクトのメソッドpop()、もしくはdel文を使用します。
pop()でデータを削除する
d = {'Item1': 1, 'Item2': 2} d.pop('Item1') print(d)
これを実行すると以下のように出力されます。
{'Item2': 2}
del文でデータを削除する
d = {'Item1': 1, 'Item2': 2} del d['Item1'] print(d)
これを実行するとpop()メッソドと同様に以下のように出力されます。
{'Item2': 2}
pop()もdel文も、存在しないキーを指定すると"KeyError"が送出されます。
d = {'Item1': 1, 'Item2': 2} del d['Item3']
Traceback (most recent call last):
File "test.py", line 3, in
del d['Item3']
KeyError: 'Item3'
今日はここまで。